2025-12-02
智歯周炎とは
親知らずの周りに起こる炎症を 智歯周炎(ちししゅうえん) といいます。
親知らずは一番奥に位置し、生えるスペースが足りなかったり、斜め・横向きに生えてしまうことが多いため、周囲に汚れが溜まりやすいのが特徴です。その結果、細菌が増えて歯ぐきが腫れ、痛みや膿を伴う炎症が起こります。
智歯周炎の主な症状
- 親知らず周辺の 歯ぐきの腫れ・痛み
- 口が開きにくい、噛むと強く痛む
- 膿が出る・嫌なにおいがする
- 発熱・リンパの腫れを伴うことも
初期は軽い違和感で済むこともありますが、悪化すると日常生活に支障が出るほど強い痛みを伴うことがあります。
原因は「磨きにくさ」
親知らずの位置は非常に奥まっており、歯ブラシが届きにくい場所です。
歯ぐきの一部が親知らずに被さっていると、さらに汚れが溜まりやすく、細菌が繁殖し、炎症を繰り返す原因になります。
治療方法
炎症の程度に応じて以下の治療を行います。
- 洗浄・消毒
汚れや膿を取り除き、炎症を抑えます。 - 抗生剤・痛み止めの処方
痛みや腫れを速やかに軽減します。 - 炎症が落ち着いた後に
- 親知らずの 抜歯 を検討
- 状況によっては経過観察
症状を繰り返す場合、将来的なトラブル防止のため抜歯が推奨されることが多いです。
放置は禁物です
智歯周炎は再発しやすく、重症化すると顔が大きく腫れたり、周囲の歯や顎の骨にまで炎症が広がることもあります。早めの受診が安心です。
当院での治療の流れ
- 診査・レントゲン撮影
親知らずの向き、根の形、顎の骨との位置関係を正確に確認します。 - 応急処置(痛み・腫れが強い場合)
洗浄・消毒、必要に応じて抗生剤や痛み止めを使用し、まずは炎症を抑えます。 - 治療方針の説明
親知らずの抜歯が必要か、経過観察できる状態か、患者様と相談しながら決めていきます。 - 親知らずの抜歯(必要な場合)
難症例の場合も、口腔外科経験のある歯科医師が対応します。
安全に配慮し、痛みが少ない処置を心がけています。 - 術後のケアとフォロー
腫れを抑える方法、うがいの仕方、食事の注意点などを丁寧にご説明します。
予防のポイント
- 親知らず周囲を 丁寧にブラッシング
- 歯ぐきが被っている場合は特に念入りにケア
- 定期検診で早めに状態を把握
- 違和感・腫れが出たら早めの受診
親知らずはトラブルを起こしやすい歯ですが、早めに状態を確認しておくことで痛みや腫れを防ぎやすくなります。

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