2025-11-20
妊娠中に気を付けなければいけない歯のこと
妊娠中はホルモンバランスの変化や生活習慣の変化により、お口の環境が大きく変わります。歯ぐきの腫れや出血、虫歯の進行など、普段よりトラブルが起こりやすくなる時期です。妊娠期を快適に過ごし、出産後の育児を安心して迎えるためにも、お口の健康管理はとても大切です。
■ 妊娠中に増えるお口のトラブル
1. 妊娠性歯肉炎
妊娠中はホルモンの影響で歯ぐきが腫れやすく、出血しやすくなります。普段より丁寧なブラッシングと定期的なクリーニングが効果的です。
2. つわりによる虫歯リスクの上昇
嘔吐や胃酸の逆流により、お口の中が酸性に傾きやすくなります。また、歯磨きが十分にできない日が増えることで虫歯が進行しやすくなります。
3. 食生活の変化
食事回数が増えたり、甘いものを口にする機会が増えると、虫歯リスクが高まります。
■ 妊娠中でも歯科治療はできますか?
妊娠中でも 安定期(妊娠5〜7ヶ月) は、多くの歯科治療が安全に行えます。
痛みがある、腫れがあるなど急を要する場合は、妊娠時期に合わせて安全に配慮しながら治療を行いますので、我慢せずにご相談ください。
レントゲン撮影も、防護エプロンを使用すれば胎児への影響はほとんどありません。必要な場合は安全に配慮して実施します。
■ 妊娠中のセルフケアのポイント
- 歯ブラシはやわらかめを使用し、無理のない範囲で丁寧に磨く
- つわりで歯磨きがつらい時は、うがいだけでも行う、キシリトールガムを取り入れる
- 嘔吐後はすぐに歯を磨かず、水で口をすすいでから
- フッ素入り歯磨き剤を活用して虫歯予防を強化する
■ 出産前に整えておきたいお口の環境
赤ちゃんのお世話が始まると、自分のケアの時間が少なくなりがちです。妊娠中に虫歯や歯周病の治療を済ませておくことで、産後の負担を大きく減らすことができます。
また、妊娠中の歯周病は早産や低体重児出産のリスクを高めることが報告されています。健康な歯ぐきを保つことは、赤ちゃんの健康を守ることにもつながります。
■ 気になる症状があればお気軽にご相談ください
妊娠中は身体も心もデリケートな時期です。当院では、お母さんと赤ちゃんの安全に配慮しながら、無理のない範囲で治療や予防ケアを行っています。
気になる症状がある方や検診をご希望の方は、お気軽にご相談ください。

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