2025-06-27

神経のない歯は失われるリスクが高い

虫歯が進行すると、やむを得ず歯の神経(歯髄)を取り除く治療が必要になることがあります。歯髄は、血管を通じて象牙質(エナメル質の下にある歯の内部)に栄養を供給し、刺激に応じて象牙質を生成することで歯を強化する役割を果たします。また、虫歯による痛みを感じる感覚も担っています。

つまり、神経を失った歯は痛みを感じにくくなり、虫歯の進行に気づきにくくなるのです。その結果、歯を失うリスクが高まります。

ある研究によると、神経を失った前歯(前歯や犬歯)は、神経がある場合に比べて1.8倍、奥歯(臼歯)は7.4倍も失われるリスクが高いとされています。

そこで、神経を取った歯を少しでも長く保つために、次のようなポイントを意識しましょう。

神経を失った歯を長く使うために大切なこと

1. 定期検診を欠かさず受ける

歯の神経を取ることは、身体でいうと手術を受けたのと同じくらい大きな治療です。その後の経過観察がとても大切です。
定期検診では、治療した歯の状態をチェックし、新たな虫歯の発生や他の歯のトラブルも早期に発見できます。継続的な管理で、歯の健康を守りましょう。

2. 毎日のセルフケアを徹底する

治療を受けた歯は、虫歯の再発リスクが高い状態にあります。治療前以上に丁寧なセルフケアを心がけましょう。
当院では、定期検診時に歯科衛生士によるブラッシング指導も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

3. 硬い食べ物に注意する

神経を失った歯は脆く、破折のリスクがあります。せんべいやするめ、ジャーキーなどの硬いものを無理に噛むと、歯が割れてしまう可能性があります。
破折すると痛みや腫れが出るほか、最悪の場合は抜歯が必要になることも。硬いものはできるだけ避けて、歯を守りましょう。

継続的なサポートは当院にお任せください

錦糸町の市川歯科・矯正歯科では、歯の治療から定期的なメンテナンスまで、長期的にサポートしております。
神経を取った歯のケアをはじめ、歯に関するお悩みがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

歯根破折
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