2024-12-09
歯周病がひどくてもインプラント可能?
歯周病で歯が抜けてしまったんだけど、抜けた場所にインプラントは入れられますか?
答えはNOです。
歯周病で歯が抜けるほどということは、プラークコントロールができていないと思います。まずは、歯周病の治療が最優先です。重度の歯周病の場合、歯周ポケットが深くなり、膿が溜まれば、そこからさらに顎の骨を溶かし始めます。インプラント治療は、顎の骨にインプラントを埋め込むことで、土台を作り、上部構造を被せますので、顎の骨が足りない方はインプラントをすぐに行うことはできません。
歯周病の治療とは、プラークコントロールから始めます。患者様がしっかり歯磨きを行えることが大前提ですので、患者様に適切な歯ブラシを使って、プラークがしっかり落とせるように動かし方を練習し、いつ磨くかも指導が必要になります。
セルフコントロールをしつつ、歯科医院に通い歯ブラシの届かない部分を歯科衛生士がしっかりと掃除を行うことで、歯茎が引き締まってきます。インプラントは人工の土台ですので、虫歯にはなりませんが、インプラント歯周炎と呼ばれる歯周炎を起こします。セルフコントロールができない方は、高額なインプラントを入れてもまた抜け落ちてしまう可能性があるということです。
セルフコントロールができるようになり、歯周病も落ち着けば、インプラントができるかできないかの判断をします。インプラントは外科手術を伴いますので、既往歴や服用薬を検討し、顎の骨の厚さを判断して最終決定をします。
万が一インプラントができなくても、入れ歯などの治療方法もあります。歯がなくてお困りの際は、まずは、錦糸町 市川歯科・矯正歯科へご相談ください。

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