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2025-02-27

歯の色のお話

本来歯の色はやや黄色味を帯びています。歯はエナメル質と象牙質の2層構造になっており、その奥に神経があります。エナメル質は白っぽく半透明で、象牙質は黄色味を帯びているため、歯全体が少し黄色く見えます。歯の色には個人差があり、エナメル質の透明度が高いと、黄色味が強くなります。また、年齢を重ねるにつれて、エナメル質の透明度が増し、象牙質の黄色味も強くなるため、健康な歯であっても色が変化します。

歯の表面への着色

飲食物やたばこのヤニにより歯の表面に着色することがあります。カレーやコーヒー、赤ワイン、緑茶など濃い色の飲食物は、色素が歯の表面に付着します。

→歯磨きでもある程度の着色予防は可能ですが、明らかな着色は、プロのクリーニングがオススメです。

歯の内部での色変化

初期の虫歯は部分的に白くなる場合があり、進行した虫歯は黒く変色します。

→初期虫歯の段階では、経過観察で様子を見る場合も多いですが、進行した虫歯は治療が必要になります。

虫歯の治療痕

虫歯を削った際に詰め物をしますが、樹脂(レジン)は唾液を吸収することにより経年と共に変色する場合があります。

→色が変色し気になる場合は、再度詰め物をする必要があります。

神経(歯髄)を取った歯

歯髄を失うと、血液などの成分が象牙質に入り黒ずんで見えます。

→気なる場合は、神経内部にホワイトニング剤を入れて歯を白くすることができます。もしくは被せ物の治療の選択になります。

抗生剤の影響

幼少期に抗生剤のテトラサイクリンを大量に摂取すると、副作用により歯の変色がある場合があります。

→元通りの白い歯に戻すことはできないため、気になる場合は被せ物の治療が必要です。

生まれつきの白斑

生まれつき白斑がある場合がありますが、初期虫歯とは区別されます。

歯の色でお悩みでしたら、錦糸町 市川歯科・矯正歯科へご相談ください。

歯の着色
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