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2024-11-06

フッ素配合の歯磨き剤を

現在販売されている歯磨き剤はほとんどフッ素配合となっていますが、歯磨きをきちんとしていても虫歯になる方が多いですね。ポイントを押さえて、最大限のセルフケアができるようアドバイスしたいと思います。

歯を磨いているのに虫歯になるのは、虫歯になりやすいところにアプローチできていないということです。虫歯になりやすいところは、歯と歯茎の境目、歯と歯の間、奥歯の溝など磨きにくく、歯ブラシが届きにくい部分に虫歯が発生しやすいです。歯間ブラシやフロスの併用は必須ですが、フッ素配合歯磨き剤をしっかり届けることも必要です。

フッ素が入っていると、なぜ虫歯予防になるかというと、フッ素には①歯質の強化と②再石灰化を促進するという働きがあります。①歯質の強化は、フッ素が歯の表面にあると、虫歯菌が酸を出しても歯が溶けにくくなります。フッ素が歯の表面をコーティングしてくれるということです。②再石化を促進はするということは、歯からはカルシウムやリンなどのミネラルが溶けだしているのですが、歯の表面にフッ素があると、ミネラルを再度歯に戻しくれる働きをします。

フッ素の効果をしっかり高めるための注意点としては、フッ素含有量が多い歯磨き剤を選ぶ必要があります。現在日本では、市販製品ですと1450ppmのものが主流になっていますので、お持ちの製品を一度チェックし、なるべくフッ素含有量が多いものを選びましょう。

歯磨きをするときは、歯磨き中に唾液によりフッ素が薄まってしまいますので、適正な量の歯磨き剤を使いましょう。歯ブラシ全体(成人の場合1.5㎝~2㎝)に歯磨き剤を載せるのが理想です。就寝前を含めて1日2回はしっかり歯磨きしましょう。できるであれば、お食事毎に歯磨きをします。うがいをする場合は、少量の水で1回で大丈夫です。フッ素がお口の中に残っていることで、より効果を高めることができます。

歯磨きの順番としては、虫歯リスクの一番高い下の奥歯、次に上の奥歯に進みます。左右の奥歯を磨いてから前歯に進んでいきます。歯磨きの時間は2分程度で大丈夫です。あまり長く歯磨きをするとフッ素の効果が薄まってしまいます。

錦糸町 市川歯科・矯正歯科では、歯科衛生士が患者様に合わせた歯磨き指導を行っておりますので、是非定期検診にお越しください。

歯磨き剤
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